理想の家や部屋を作る時、皆さんはどのような感じで考えますか?
新築やリノベーションでしたら間取り図に取り掛かると思います。1FにLDKを配置して収納は余裕をもってつくり、動線も確認しつつ窓の配置や階段の位置等気を配るところがたくさんあって頭がパンクしそうになることでしょう。その後で内装や設備の仕様、照明配線を打合せで決めて最後に家具、カーテン、小物を考えるのではないでしょうか?この順番は建築会社やリフォーム会社が仕事を進めやすくする順番なのです。
これが悪いわけではありません。効率よく打合せと工事を進めることを考えるとこの順番になってしまうのが普通ですし、お施主様にとっても一つずつ進めるので考えやすいと思います。ですが、一つ一つ一生懸命考えて選択、決断をしていくのに最後に全てを集めて一軒の家や部屋になった時になにか物足りなさやチグハグさを感じるということはよくある話です。なぜこのようなことが起こるのでしょうか?
それは打合せ時に一つ一つ決める際、間取りは間取りだけ、内装は内装だけ、照明は照明配線だけを考えているからです。私は打合せの一番最初にどんなスタイルが好みでどのように暮らしたいかを伺います。その他さまざまな質問をしてから考えて出来上がったインテリアを想定して全ての仕様を決定していきます。つまり、部屋を構成する全ての物の方向性を最初に決めてから一つ一つを選んでいくのです。方向性が決まっていれば大きく外れたものは選ばなくなりますし、決めるのも早くなります。
そうはいってもその方向性をどう考えればいいの?と思われると思いますので、次回からその方法をお伝えしたいと思います。