日本の部屋は狭い?

海外の部屋と違って日本の家は狭いからインテリアを素敵にできないと思っている方がいるかもしれませんが、実は海外でも小さな部屋はたくさんあります。

日本列島は縦に長い国ではありますが、四季を通じて生活しづらいと感じる方は少ないと思います。(最近の夏は非常に暑いですが・・・)ヨーロッパのように緯度が高い所にある国は夏は夜が非常に短いので22時頃まで明るいし、冬は夜が非常に長いので16時には日が落ちるといった具合で季節による生活リズムが大きく変わります。太陽が長い時間出ている分には困らないですが、日が短い冬場には少しでも気持ちよく過ごす為に工夫するのが当たり前になりました。ですので都市部にある小さな部屋に住んでいる人も、郊外にある大きなカントリーハウスに住んでいる人もインテリアに同じだけこだわりがありますし、居心地の良い、幸せを感じられる理想の部屋を実現する情熱が高いのです。

一方、私たち日本人はどうしても引き算の美学をもつ民族なので必要な家具以外のインテリアを加えるのが苦手な傾向があります。これは現在の日本の生活様式が戦後に和式から洋式の部屋へ変わったこと、洋式の部屋になってからの歴史が短い事が大きいと思います。また、最近はマンションでも全て洋室が増えていますが、ほんの20年前位までは一部屋は和室が必ずありましたので、インテリアも生活スタイルも折衷でした。私も子供時代は畳の部屋でこたつに入っていましたし、食事はダイニングテーブルでとっていましたが特に違和感なく過ごしていました。

日本風の家屋には柱や襖、障子、畳などで縦横のラインがたくさんあり、それがすでに部屋としてインテリアでざいんが完成しているのが大きな影響を与えていたのかもしれません。そこで寝食がすべて完了してしまう空間が出来上がっているからです。一方、ヨーロッパの場合、家を建てた時点では白い壁とドアしかないのっぺらぼうの状態です。だから家具や布製品で利便性や快適性を整え小物などによって部屋を美しく整えていく必要があり、それがインテリアが発展した理由です。

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