理想の部屋を作るシリーズ第四弾です。
前回までに5つのルールの内1~3までの説明をしました。今回は「4.メンテナンスや生活のしやすさを考える」です。
部屋や家具は毎日の生活で酷使され、汚れたり傷ついたりします。また、素材や仕上げによって手入れ方法や耐久性は様々で、メリットデメリットがあります。例えば床に無垢材を使いたいとなった時のメリットは
・自然素材ならではの柔らかな質感や木肌が持つ本来の温かみを感じられ、木が呼吸するので室内の湿度を年間を通じて快適に保ちます。合板フローリングのように冬場に冷たくて素足で歩けないということが少ないのが特徴です。
・日光や時間の経過とともに色合いが深まり、艶が増していくため、年月が経つほどに 味わい深い自分だけの風合いに育ちます。
・木の香りに含まれる「フィトンチッド」などの成分によって、森林浴をしているかのようなリラックス効果や癒しをもたらしてくれます。また、合板フローリングと比べ化学物質の心配が少ない安全性が高い素材です。
逆に無垢床のデメリットは
・吸湿性がある反面、水分や醤油、油などをこぼしたまま放置するとシミになりやすく、傷みやすくなります。水廻りではこまめにふき取る必要があります。
・合板フローリングと比べると柔らかい木の種類が多く、凹みや擦り傷などがつきやすいです。(ただし、これを「味」として馴染む素材でもあります)
・空気の乾燥や湿度の変化によって木が伸縮するため、季節によって板の間に隙間ができたり、反りや割れが生じたりすることがあります。
・ウレタン塗装などの表面加工がされているものを除き、オイル仕上げなどの場合は定期的にオイルを塗り直すメンテナンスが必要になります。
・合板フローリングと比べて材料費そのものが高くなりやすい。
ということがあります。これらを知った上でご自身が優先すべきものを選びましょう。
次に最後「5.予算が厳しい場合は優先順位を決める」です。
これはほぼ全ての家づくりを経験される方が避けては通れない道だと思います。だけど予算が少ないからといって、全てを妥協して選ぶのはなんだかせっかくの家づくりなのに悲しくなってしまいますよね。住んでいる内に「やっぱりこうすればよかった」と思うことが少ないほうが良いに越したことはないと思います。ですので優先順位を決める事が大切です。家全体のボリュームから何割をどこに使うのかということを決めましょう。ここで、家づくりで一番後になりがちなインテリアですが、家の印象を左右する大事なところですので(いや、全部大事なのですが、皆さん後回しにして素敵な家、部屋の中に量販店の家具、カーテンを置いてとりあえず体裁を整えたといった事が起こりがちなので)きちんと予算を配分していきましょう。
・インテリアにかける総予算を合計して割り出しておく
・長期戦で揃える場合は優先順位をつけて少しずつ揃える
・値段と使用期間、満足度を判断し購入する
ただ、すべての物に優先順位をつける必要はありませんし、暮らしていく中で気に入った物や好みが変わっていくこともあるので最初から全てをガチガチに決めることもないと私は考えています。しかし生活するうえで必要な物は必ずあるので、こだわる部分とコストを抑える部分というのを損得ではなく、日々の生活の中でご自身が大切にしている物、コトをよく考えて判断しましょう。
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